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時間は未来からやってくる(2)

今回は前回のお話の中で出てきた量子力学について少し深堀してお話ししたいと思います。


量子力学を簡単に言うと、目に見えない小さな世界を対象とした物理学の根幹を成す理論で、目に見えるこの世界はニュートン力学の法則によって解釈することができますが、量子力学は10のマイナス35乗mという途方もない小さな世界の話なので、原子を最小単位としたニュートン力学の法則が通用しません。

ところが、この小さな世界こそが目に見える世界の成り立ちの全ての基礎になっています。

ですので量子力学を基準として考えないと目に見える世界の本当のところは理解できないのです。

量子のサイズで物質を見ると目の前にある机や人間の体もスカスカの状態で、まるでホログラムのように見えます。

そして、量子力学では世の中のあらゆるものは粒子と波動の二面性を持っているという考えで、例えば光は光子という粒子としての性質と電磁波という波の性質を持ち合わせていています。

また、量子は観測により振る舞いを変えるので人間の意識で変化をもたらすことができます。

このことから、ニュートン力学が量子力学で通用しないことが明らかになっていますが、前述したように粒子は人間が観測すると物質化し、観測していない時は波動になります。

また、人間だけではなくカメラなどの観測機が観測した時も同じ現象が起こり、これは人間の意識が返していない時は万物は波動であり非物質であり、自分自身の意識が目の前に起こる現象を決定しているということなのです。

よって量子力学では意識が全ての状態を確定させることを証明しています。

この法則をいわゆるスピリチュアル界隈の人は引き寄せの法則として理論立てているのですが、この理論はまだ確定していない未来の物事(波動)に対し同じ周波数同士がくっつくと言う特徴を利用して、エネルギーが高く周波数が高いもの同士が引き寄せ合うことで、望むものを現実化せることができる。

それゆえに自己肯定感を高めることにより引き寄せを発動させるエネルギーを得るという波長同通の法則を利用した理論なのですが、これ自体は間違っていません。


ところが、この理論の使い方が間違っているのです。

続く

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