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運命を左右するのは、その時ではなく日頃の準備

相場の動かない日曜の午前中はネットで日本のニュースなんかを見ていることが多いのですが、コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除されていくようですね。


早速、元の生活に戻れることを心待ちにしている人達のインタビューなんかを見ていると、果たしてそれで本当に良いのだろうかと他人事ながら心配になります。


今回も他国に比べて遅れに遅れた"なんちゃってロックダウン"的な自粛要請も解除だけは光の速さで決行するあたり、この国の人々は人命よりも経済活動を優先せざる得ない事情の人が多いということに尽きるのだと思います。


にも関わらず、これからも繰り返されるであろう震災やパンデミックなどのリスクに対して、相変わらずほぼ無計画なまま今まで通りの生活を再開できることだけに喜びを感じ、次のリスクがやってくるまでその日暮らしのような生活を続け、いざやって来た時は再び経済的なダメージを受け、政府や役所の対応に不満を抱き抗議を続ける無限ループ。


そもそも、たった1ヶ月程度の自粛生活にストレス感じているこれまでの生活習慣の方こそに問題の本質があるような気がしてなりません。


そして、喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉の通り、この国の人達は忘れるのが本当に速い。


ゆえに政府も不都合な事実は"なかったこと"にしたがるのは至極当然で、今回のコロナ騒動時も例外になく通しにくい法案を強行する"ショック・ドクトリン"的な行動も見受けられます。


前回のブログで前述しましたが、今回のコロナショックはトリガーに過ぎず、これだけ止めた世界経済の影響の方がはるかに大くなります。


加えて今後の増税の理由もたくさん出来ましたので、東日本大震災の復興特別税のようなものもできるでしょう。


その時に今の生活レベルを維持できる人がどれくらいいるでしょうか。


収入の100%を雇用による収入に依存しているスタイルでは、今回のような事態が起きなくてもリスクばかり大きくなるのは火を見るよりも明らかです。


ですが、誰もが急に100%の依存度を0%にすることはできません。


正直なところ私自身も7年近く掛けて今の生活を実現しました。


具体的に言うと、パソコン、英語、そして現在の生活を支えるFXを主軸とした金融の知識です。


長い間準備をしてきたからこそ、今起こっている問題に対して根本的な解決を導き出せているのです。


大きな出来事に対して運命を左右するのは、決してその時ではありません。


日々思考を繰り返し、行動を起こしながら自分なりの回答を模索し続けること自体が準備となり、7年~10年周期で訪れるカタストロフィに備えるためには、今こそ根本的に考えるべきではないでしょうか。





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